安全柵に集まる蛾たち

玉川上水の中でも飲み水が流れているエリアには、背の高い安全柵が設置されています。

その柵は、虫たちにとって邪魔な場合もあるようです。
セミやカブトムシなど、大きめの虫が飛んで移動する時、少しぶつかってしまうことも。

そして、冬になるとたくさん見つかるのが...

この柵につかまる蛾たち!

晩秋〜早春にかけて、フユシャクの仲間、キリガの仲間の成虫が多く発生します。

彼らにとって、水路と並行に長く続く柵は、とっても邪魔な存在なのか、もしくはぴったりの休み場所なのか
どちらなのかは分かりませんが、ともかく、夜の玉川上水を散策すると、かなりたくさんの蛾が見つかるのです。


 

多いときには、橋と橋の間で10種20頭以上が 見つかることも。
普通は、ライトトラップを使わないと短時間でそれだけの蛾を見つけることができません。

同定の難しい種が多く、なかなか調査が進んでいないのですが、じっくり記録をつけていったら貴重なデータとなりそう。