アカボシゴマダラの羽化
野生のアカボシゴマダラも成虫の姿があちこちで見られる時期です。
蛹の様子。
あまり羽化スペースのない場所で蛹化してしまったため、竹串に固定しています。
羽化直前。頭部が黒くなってきていてます。
腹部の裂け目が入りました。
しかしここからが長いのです。
かなりの時間が経過した後、ついに頭部が裂け始めました。
頭が見えてきた!
もうちょっと!
体が全部出てきました!
向きを変えたところ。
翅がまだ少し縮れています。
ほぼ翅が伸びきりました。
セミの羽化なんかと比べるとかなりあっさり。
アカボシゴマダラ成虫、春型です。
多くの場合、完全な白黒カラーではなく、夏型で赤斑が出る位置にほんのり赤みがでます。
「口吻は一本のストロー状なのではなく2つに分かれている」
ということが分かりやすい写真。
偽瞳孔もかわいらしい。
砂糖水を飲む成虫。
そもそも飼育個体を放蝶することには色々な問題がありますが、外来種であるアカボシゴマダラは特に放蝶するわけにはいきません。
申し訳ないけれど、最後までうちの中で過ごしてもらうことになります。
蝶の成虫がいきいきと生活できる場所を室内に作ることは難しいのですが、できる限り大事に扱います。