寒い時期の樹液

夏にはコナラ・クヌギからたっぷり樹液が出ます
もちろん、それを求めてたくさんの昆虫たちが集まります

この樹液、寒い時期にはどうなっているのかというと...やはり出ています
ただ、その量はかなり限られています

一番樹液が出ていた時期と比べると、体感では5%くらい。
夏にあふれるほど樹液が出ていた場所のほとんどはカラカラ。
それでも、じっくり探せばわずかに樹液が出ている場所が見つかります。


そんな樹液を求めてやってきた蛾がここに。

キリガの仲間と思われるのですが、翅の模様がはっきりしていなくて同定困難。
ホソバキリガ、ブナキリガ、カシワオビキリガ、このあたりに近い種でしょうか。


首周りはふかふかしています。
これがあるので、寒い季節でも行動できるのでしょうね。たぶん。


横から見ても、かなり毛が多いことが分かります。
ふかふか。


「蝶の口はストロー状になっている」とよく言われますが、実際は2つの管というか、樋のようなものが組み合わせる形になっています。
この写真でも、口吻の中央に分かれ目が見えます。


近くに来ていた、たぶんアシナガヤセバエの仲間。


近くを歩き回っていたクチキムシ。
少しずつ暖かくなってきて、活動する虫が増えてきています。