カメムシいっぱいの井の頭公園

井の頭公園内を流れる玉川上水沿いで、たくさんのカメムシが見つかりました!

それほど寒さに強い虫というわけではないのですが、成虫越冬する種も多く、秋〜冬にかけてもよく見つかります。


背中のハート模様が人気のエサキモンキツノカメムシ
玉川上水沿いでは比較的よく見つかります。
初夏、夏、秋、どの季節にも見ている気がする。


ハサミツノカメムシ(の仲間)。
ヒメハサミツノカメムシとの見分けが難しい。
今のところ井の頭公園内でしか見たことがない。


アカスジキンカメムシの幼虫。


ツヤアオカメムシ
チャバネアオカメムシと並び、カメムシの定番種?


ハサミツノカメムシ(の仲間)のメス。
メスは大きなハサミがなく、識別はさらに困難!


キマダラカメムシ
最近がんがん増えています。道路沿いの街路樹にもよく付いている。


セアカツノカメムシと思われる。全体的に赤みがある。


機会があれば、匂い比べもしてみたいものである!

くさいイメージが強いカメムシですが、それほど悪い香りではない種もいますよ。

ムラサキシキブの果実



熟してきました...!!
ムラサキシキブの果実。よい色です。
名前の通り、鮮やかな紫色の果実。

私はこの実を見つけるとよく食べます!
3〜4粒ほどをひと口。
はっきりいってそれほどおいしくはないのですが、ほんのり甘みがあり、苦味渋味はほとんどありません。

家の庭などには園芸品種のコムラサキがよく植えられています。
こちらの方が花も実もしっかり付く印象。葉がずらっと揃って生えているものはほとんどコムラサキの方。
日当たりや温度にもよると思いますが、コムラサキの方が花期も実が熟す時期も早い感じがします。
そして、種が散布されてきたのか、誰かが植えてしまったのか、玉川上水林内でもムラサキシキブではなくコムラサキが育っていることがあります。

コヨツメアオシャク

井の頭公園内の玉川上水で遭遇した、かわいらしい蛾。

コヨツメアオシャクと思われます。

薄い青緑に四つの目のような模様。

幼虫の食草はヒイラギやヒサカキなどのようです。
なかなかの普通種でありながら、あまり詳しいことは分からず。

蛾の仲間にはそんな種類が多い。

日本のチョウの仲間が約250種なのに対し、ガの仲間は約6000種。
生態を研究するのも一苦労。

アカタテハとクロコノマチョウふたたび

1年前、10月末に玉川上水で出会ったアカタテハクロコノマチョウ
アカタテハとクロコノマチョウ

どちらの種も、成虫越冬、年に2〜3回は発生するはずなのですが、なぜか春夏には一度も見たことがありません。
ちょうどこの時期、10月末くらいにだけ、なぜか見つかります。
偶然なのか、もしくは越冬時にだけ玉川上水付近へ来ている?(そんなことがあるんだろうか?)

ちょうど木漏れ日が差し込む場所でひと休み。日光浴をするクロコノマチョウ

枯れ葉にそっくり。



寒くなってからも、わずかに樹液が出るコナラが数本あります。
そんな場所を見つけて、一所懸命樹液を吸っています。


アカタテハの方は今年、まともな写真を撮れなかったので昨年のものを。