おすすめ本|佐藤 弘子『本当においしい生地作り』

佐藤 弘子『本当においしい生地作り』
佐藤 弘子『本当においしい生地作り 〜マドレーヌお菓子教室の作るのが楽しくなる洋菓子レシピ54〜』

洋菓子レシピ集!
お菓子作りの重要な部分が丁寧に解説されています。

スポンジ、シフォンケーキ、マフィンなど、洋菓子の基本をしっかりおいしくつくるためのエッセンスが詰まっています。

一見、玉川上水とは関係なさそうに見えますが...
著者は、「玉川上水のぷりん屋さん」の佐藤 弘子さん!


本を参考にしながら、私も人生初シフォンケーキづくり!

エグリヅマエダシャク

11月のある日。
家の扉の前で待っていた(?)かわいらしい小さな蛾。


おそらくエグリヅマエダシャク
翅の端がノコギリのようにギザギザ。


どうして家の近くにやってきたのでしょうか。
強風で吹き飛んできたのかもしれません。灯りに誘導されてきた可能性も。


この蛾の面白いところは、わりと頻繁に翅を立てるところ!
蝶のようですね。遠目にはセセリチョウに見えそう。


手乗り。
すぐ近く、人に踏まれそうにない場所へ放す。元気でね!

まだまだゴマダラチョウ探し

今年も越冬ゴマダラチョウ探し!に引き続き。


エノキの根元をごそごそと探すと、まだまだ見つかるゴマダラチョウの越冬幼虫。
エノキが落葉した後、なるべく早めに探したほうが見つかる確率が上がる感じ。
春が近づくと、残念ながら落ち葉が吹き飛んでしまってることも。
鳥に食べられたりしているのか、数も減っています。



こちらはエサキモンキツノカメムシ
ゴマダラチョウと同じ場所で越冬しているのをよく見かけます。


基本的にはエノキの裏側にくっついています。
表にくっついているのは極まれ。見つけたらラッキー!?

 
かわいいゴマさま!


越冬を邪魔してしまう場合もあり、落ち葉をごそごそ探すことは虫たちにとって迷惑な部分もあります。
それでもある程度調査して、生息状況を確認すること、その越冬の仕方を研究することが、結果的に保全に役立つことが多いのです。


しっかりしたエノキだけれど、越冬には向かない例。
落ちているのはコナラの葉っぱのみ。
木は必ずまっすぐ伸びるわけではありません。
葉っぱが根っこのあたりには落ちず、こんな状態になることがあります。
こんな場所ではゴマダラチョウは越冬できません。


特殊な例。写真右側を民家から伸びてきてしまったセイヨウキヅタが覆っています。
覆われた場所は日が当たらず、野草が育ちません。
除伐したくもなりますが、これが落ち葉の散乱をある程度抑えています。
落ち葉の吹き飛び防止に役立っていて、ここで越冬しているゴマダラチョウもいます。
こんな場所が時々あってもいいのかも。


これも、根っこはしっかりしているのにエノキの葉がほとんど落ちていない例。
周りに色々な樹木が入り組んでいて、根元にはエノキの葉が落ちてこないのです。


幹で越冬するアカボシゴマダラ
多くの個体は真冬になると姿が見えなくなります。
鳥や虫に捕食された場合もあるかもしれませんが、この後落ち葉に移動する場合もあるようです。

玉川上水の紅葉2017

さて、紅葉のピークを過ぎ、ほとんど落葉樹の葉は落ちた年の瀬の玉川上水。

振り返ってみると、今年の紅葉はどんなもんだったでしょうか。


12月2日の様子。
カラフルです!


落ち葉もカラフル。
トウカエデの葉が目立つ!

12月初旬が紅葉・黄葉のピークでした。
冬になり、異常な寒さを感じる日も多かった今年ですが、紅葉のペースは平年並み。


コナラの実生は真っ赤に紅葉します。不思議!
しっかり育った株はもうちょっとオレンジ系の色になります。


コナラ、クヌギはオレンジ。エノキやムクノキは黄色が目立ちます。
カエデ類があれば、部分的に真っ赤になったりも。

雑木林の紅葉は、黄緑、黄色、オレンジ、赤が入り混じったカラフルなものなのです!


遠くからでも目立つ黄色なエノキ!


とはいえ、ゴマダラチョウ幼虫がくっつくエノキの落ち葉は茶色。


「秋といえば何色でしょう?」と質問すると、「茶色やだいだい」といった答えが返ってきます。
たしかに、紅葉の早い桜の仲間などは秋に茶色になりますが、関東の平地で多くの樹木は12月初旬が紅葉のピーク!

イメージと実際にはなかなかのギャップがあります。おもしろい。