2018年のイベントお知らせ

2018年1月21日(日)はまるごと玉川上水かんさつ会!


テーマは「冬鳥の観察(+ゴマダラチョウ越冬幼虫探し)」
積極的な虫探しはがまんして、冬鳥をたっぷり観察します!
例外的に、いくつかのポイントでゴマダラチョウの越冬幼虫だけは探します。
初心者大歓迎!
野鳥の好む木の実の話もする予定です。

開催日時: 2018年1月21日(日) 9:30 集合 〜 12:00 頃まで( 雨天時中止 )
集合場所:玉川上水駅南口 ※改札を出て、南側の階段を降りたところです。
持ち物:持っている方は双眼鏡、しっかり防寒着
参加費:無料

 
参考までに、この時期に見られる可能性のある野鳥は
ヒヨドリ、ムクドリ、
エナガ、シジュウカラ、メジロ、コゲラ
アオゲラ、アカゲラ、ツグミ、ウグイス、モズ、オナガ
キジバト、ドバト、ハシブトガラス、ハシボソガラス
ヤマガラ、シロハラ、ジョウビタキ、ルリビタキ
カルガモ、マガモ、カワセミ、ハクセキレイ、キセキレイ
アオジ、カシラダカ、シメ、コサギ、ダイサギ、ゴイサギ、アオサギ
このあたり。

お問い合わせはこちらへ。
tamagawajosui.shizenhogo@gmail.com 
( まるごと玉川上水かんさつ会 成瀬 )

予約申し込みの連絡は不要ですが 申し込みメールを頂けた場合、雨天中止の際には連絡します。
※初心者、初めての参加、大歓迎です

協賛 : たすけあいワーカーズパステル * ほたる

2018年2月11日(日)午前は どんぐりの会の冬鳥調査


小平中央公園どんぐり林周辺で行う冬鳥調査+観察会。
9:30〜11:30
9:30 小平中央公園体育館前 集合
雪・小雨決行、本降り・荒天中止
参加費100円(保険料込み)
もちもの:双眼鏡(あれば)、筆記具、帽子 ※しっかり防寒対策をしてきてください。

申し込みなどはどんぐりの会のwebサイトからお願いします。

2018年2月11日(日)午後は講演会!


小平市立喜平図書館にて、玉川上水についての講演を行います。
タイトル:
いつかは本をつくりたい!
『まるごと玉川上水ガイド』
〜身近な自然と歴史を中心に〜

開催日時:  2018年2月11日(日)13時30分〜15時30分
講師との懇親会: 15時30分~16時

玉川上水の自然や歴史の話、
著書『ひみつのゴマちゃん ゴマダラチョウの不思議な生活』についての話、
そしていつか完成させたい玉川上水の本についての話をします!


成瀬 つばさ『ひみつのゴマちゃん ゴマダラチョウの不思議な生活』
成瀬 つばさ『ひみつのゴマちゃん ゴマダラチョウの不思議な生活』

クヌギカメムシの産卵

前年度の冬にもよく探した、クヌギカメムシの卵。


今年も発見!

冬にはコナラやクヌギの幹の隙間でこれを探すのがとても楽しい!
案外、自然度の高い林よりも、公園に植えられてあるようなクヌギでたくさん見つかったりします。


そしてこちらは...

産卵する様子!

今まさに産み付けています。
ゼリー状の物質に覆われたたくさんの卵。神秘的。

嫌われがちなカメムシですが、じっくり観察してみると、かわいいものです。

ブログのプチリニューアル

2018年になりました。
この機会に、ブログのプチリニューアルを行いました!

スマホなど、小さな画面で閲覧したときには以前とほとんど変わりなしですが、PCブラウザからメニュー部分にマウスを合わせると...

細かいメニューがドロップダウン!



「まるごと玉川上水かんさつ会」にマウスを乗せたときにも、サブメニューが現れます。
もしかしたら使いにくくなったと感じる方もいるかも。

上流域中流域下流域のエリアガイドや、「玉川上水の野草」といった記事も新規に追加。
ブログというより、webサイトに近い雰囲気になってきました!

そして、ブログ記事数はついに合計500です!

玉川上水の野草


 季節ごとに玉川上水を散策すると、多種多様な野草に出会います。特別に希少な種類が見つかるわけではないのですが、数種類のランの仲間やアマナなど環境の変化とともに生息地が減少しつつある典型的な「武蔵野の野草」が多く自生しています。通学路や散歩道として日常的に使われている緑道でそういった野草が見られる環境は、今となってはかなり貴重なものではないでしょうか。



ササバギンラン。玉川上水上流域〜中流域にかけて、林の手入れをしている場所ではときどき見られる。 


フデリンドウ。リンドウの仲間であり、春に花をつける。日が出ている間しか花を開かないので、見逃してしまうことも多い。



ヤマユリ。夏に花を咲かせる、かなり大型のユリ。香りがとても強い。咲き始めると散歩道に良い香りが漂う。


ノカンゾウ。夏に鮮やかな花をつけるユリ科の植物。新芽は食用にもなる。八重咲きのヤブカンゾウもよく見られる。

スプリング・ エフェメラル

 「春の妖精」や「春の儚い命」などと訳される「スプリング・エフェメラル」。初春に美しい花をつけるが、花期を過ぎるとあっという間に姿を消し、地下茎の状態で長い時間を過ごすためにそう呼ばれる。玉川上水ではニリンソウやアナマなどが見られる。

秋の七種

 山上憶良の和歌に「萩の花 尾花 葛花 撫子の花 女郎花また藤袴 朝貌の花」と秋に見られる野草を詠んだものがある。特別華やかな雰囲気の花ばかりではないが、秋らしさを感じられる絶妙な七種となっている。その多くが玉川上水で見られるが、自生していたものはすでに滅びていて植栽されたものの場合もある。


キキョウ(朝貌の花)。諸説あるが、朝貌の花はキキョウの花だとされることが多い。自生地はかなり少なくなってきている。


ススキ(尾花)。誰もが知っている秋の風物詩。動物の尾のような花穂をつけるので尾花と呼ばれる。主に林縁で見られ、夏頃から花が咲く。


オミナエシ(女郎花)。玉川上水の林内で見られることはあまりなく、どちらかといえば日当たりのいい林縁で見つかる。


ヤマハギ(萩の花)。万葉の時代には非常に人気があった野草。玉川上水で見られる場所はそれほど多くはない。小さな蝶形花をたくさんつける。