ゴマダラチョウの頭の殻を拡大!


実は以前から所有していたマクロレンズ。(厳密にはNikonのレンズの場合、"マイクロ"レンズという言い方をします。)
植物や虫たちをかなり大きく写すような使い方もできるのですが、なかなか使いこなすのは難しい!

今回は、こんなものを撮ってみました。

※クリックすると拡大画像を表示します。

ゴマダラチョウ(幼虫)の、頭の抜け殻。
幼虫が脱皮する時にポロッと外れるものです。


じっくり拡大して見てみると、いろんなことが分かります。
角の形、位置、たくさん生えている毛、表面のデコボコ...


2018年の雪景色

2018年1月22日(月)。
都心にもかなりの雪が積もるレベルの大雪でした!

最低気温は-1℃程度ですが、最高気温は2℃程度。
昼を過ぎてもほとんど気温の上がらない予報。

  
午前中の様子。
ご覧の通り、「そこそこの積雪」という感じだったのですが、気温が上がらないため、降り続ける雪は溶けることがありませんでした。

午後になってみれば....
 
こんなに積もりました!


 
雪の種類には詳しくないのですが、水っぽさのないふかふか雪。
植物や木の幹にもどんどん引っかかっていました。

  
落葉樹林の積雪は美しい!

ただ、老齢の樹木が多く、枝に雪が積もると折れやすくなります。
しばらくの間、散策する際には頭上に注意が必要です
大きな枝が折れると本当に危ないのです。

 
水路で見つかったコサギ。
雪の中でも野鳥たちはわりと元気です!


さて、私はずいぶん前から玉川上水の様子を撮り続けています。
そしてこのあたりでは、だいたい毎年、一度以上の大きな積雪があります。



2006年の雪景色!


2015年の雪景色!


2016年の雪景色!


そして今年、2018年の雪景色です!
比較してみるとおもしろい。

まるごと玉川上水かんさつ会 第5回 無事に終了しました

2018年1月21日(日)は、まるごと玉川上水かんさつ会 第5回でした!


テーマは「冬鳥の観察(+ゴマダラチョウ越冬幼虫探し)」でした。

この日、見つかった野鳥(玉川上水駅から千手橋)

9:30〜12:00
ヒヨドリ
ムクドリ
シジュウカラ
ヤマガラ
エナガ
メジロ
オナガ(声のみ)
コゲラ
アオゲラ
ハシブトガラス
ハシボソガラス
キジバト
ドバト
ジョウビタキ
ツグミ
シメ
カルガモ
カワセミ
コサギ
ウグイス(9:00頃の下見中)
モズ
ホンセイインコ(9:00頃の下見中)

* * * * * * *

特別珍しい種類などが見られたりはしませんでしたが、混群が目の前にやってくるシーンが何度もあり、盛り上がりました!
特に、ヤマガラコゲラは参加者のすぐ近くをウロウロ。大サービスでした。双眼鏡より、肉眼で見たほうが良いような場面も。


また、アオゲラは久しぶりの遭遇!頭の赤色がかなりハッキリしていて、美しい個体でした。

みんなで橋から(通行人の邪魔にならないように)野鳥探し。
じっと待っていると、色々な野鳥がやってきます。



今回、配布資料として配った、野鳥カレンダー
私が普段、調査観察している範囲では、猛禽類のツミは夏鳥。
このカレンダーでは「4月〜7月に見られる」としていたのですが...


観察会数日前の下見で現れたツミ
偶然立ち寄っただけかもしれませんが、こんな例外と毎年遭遇します。
まだまだ、調査を続けないと分からないことだらけ。


そして、「ゴマダラチョウ探し」の方も、バッチリ!
観察会がはじまって、わりとすぐに何頭かのゴマダラチョウ越冬幼虫と遭遇できました。

こちらはなんと、緑色のコナラの葉にくっつくゴマちゃん!


エノキ以外の葉っぱにくっつく個体には稀に出会います。しかし、なぜかまだまだ青々しいコナラの葉っぱにくっつくなんて、不思議!

この写真のように茶色の葉っぱにくっつく越冬ゴマちゃんに見慣れていると、かなりの違和感があります。

他にも、何種類かの越冬幼虫に遭遇。

クヌギカメムシの卵もみんなで観察しました。


ハイレベルな参加者も多く、みなさんの力でどんどん生き物が見つかった、楽しい自然観察会でした!
ご参加ありがとうございました!

玉川上水野鳥カレンダーができました!


玉川上水野鳥カレンダーができました!

もともとデータとしてはまとまっていたものを、A4モノクロ一枚のプリントとして制作しました。
野鳥探しのお供に。

見られないことのほうが多い「記録の少ない野鳥」は別記。
とりあえず、このカレンダーに載っている野鳥くらいは、今後もずっと生息していてほしいものです。

次回の自然観察会参加者には配布しますので、お楽しみに!